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今なお続き、広がる往復書簡のネットワーク。
写真展、3つのコンサート、そして特別上映を開催!

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沢田穣治、サイモン・フィッシャー・ターナー、森崇。
三人の音楽家による時間と距離を超えた

写真と音楽のプロジェクト、『correspondence ━ 往復書簡』が始動。

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深い青色に包まれた

記憶の底に堆積する音の欠片たちが

二十数年の時を経て

いま再びさざめき立つ。
 

沢田穣治、サイモン・フィッシャー・ターナー、森崇による新作CD『correspondence ─ 往復書簡』が京都拠点の音楽レーベル「Unknown Silence」よりリリースされます。これを記念して、本作より着想を得て音楽家たちが自ら撮影した写真の展示を京都の映画館「アップリンク京都」にて開催します。沢田、ターナー、森の写真に加え、美術家の中山晃子が三者の写真を用いて制作した短編映像も併せて展示されます。

会期中には『correspondence ─ 往復書簡』で描かれた音像を沢田と森が再構築/刷新することに挑む三つのコンサートを開催。それぞれの公演に音楽家、ダンサー、映像作家といったゲストを迎えます。また、デレク・ジャーマンの映画『BLUE』が上映される夜には、上映後に沢田と同作の音楽を手がけたターナー(リモート出演)のトークセッションを予定しています。

『correspondence ─ 往復書簡』は、約20年前に沢田とターナーがあるダンスパフォーマンスのためにお互いの録音データを郵送し合いながら作り上げた音楽を、エンジニアの森崇がリミックス/コラージュを施し新たな作品として完成させた音楽作品です。時代考証を拒むかのようなフィールドレコーディング音源が多用され、時間の停滞や空白、そして対話と距離の関係をも内包するこのエレクトロアコースティック作品群が、パンデミック以降の日常を生きる私たちの耳に暖かく、心地よく響くのは何故でしょうか。音のみならずさまざまな方法でアウトプットされる彼らの『往復書簡』の最新形を、どうかご体験ください。

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主催:Unknown Silence 企画・制作:Unknown Silence+倉持政晴
スペシャルライブ総合演出:伊澤昌高(SEIRAN R&M) 企画協力:BOSCO MUSIC
制作事務:桑鶴麻氣子 宣伝美術:水田十夢(株式会社ハイファイカンパニー)
配信:N.U.I.project 協力:アップリンク京都
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沢田穣治|Jyoji Sawada
写真出展作家 / Unknown Silence

ジャンルを限定しない表現で映画、アニメ、アルバムのプロデュースなど音楽制作に広く関わり、ブラジル音楽の室内楽トリオである「ショーロクラブ / Choro Club」での活動は30年にも及ぶ。最近では京都市立藝術大学で修復されたバシェ音響彫刻の研究にも関わり、バシェ音響彫刻の演奏家、作曲家としてはロームシアターでの公演、2018年には映像作家Vincent Moonとのコラボレーションも果たす。現代音楽及び邦楽器などのための室内楽作品の委嘱などの作曲と並行して、シンガーとの公演、アルバム制作もEPO、おおたか静流、川本真琴、畠山美由紀、Vinicius Cantuaria、Joyce Moreno、太田裕美など多岐にわたり、jimama、松下奈緒のプロデュースも手掛ける。個人活動では、作曲家の窪田ミナと「Nowhere Chamber Ensemble」、高木正勝などと「Closeness Ensemble of Kyoto」、鈴木大介、馬場孝喜 との「Quiet Answer Trio」、沢田的ジャズユニット「Contra Banda」を結成。楽器はベース以外にもギターをはじめとした弦楽器全般を演奏。ピアニストとしてもピアノソロアルバム「場違いな工芸品」「アヴァンギャルドな金魚」などをリリース。2020年、新レーベル「Unknown Silence(アンノウン サイレンス)」を立ち上げる。

https://www.unknown-silence.com

サイモン・フィッシャー・ターナー
|Simon Fisher Turner
写真出展作家 / トーク(リモート)出演

イギリスの作曲家、サウンドデザイナー、俳優。彼はその長いキャリアの中であらゆる方法を模索してきました。スコット・ウォーカーのように10代でポップスターとして成功を収めた後、彼はその歩みを徐々にアバンギャルドな方向へと進めました。TVスターとして広く知られていた1973年に音楽家としての活動を開始し、1980年代初頭にはThe Theに一時期参加。またDeux FillesやJeremy’s Secretといったプロジェクトでアヴァンポップ作品を発表しました。映画監督デレク・ジャーマンとの仕事では『カラヴァッジョ』(1986年)を皮切りに彼の代表作の数々で音楽を手がけ、1980年代後半には「King of Luxembourg」名義で2枚のインディーポップ作品をリリース。一度限りのプロジェクト『Loveletter』(1999年)のように、時折りポップスの世界にも顔を見せることがありますが、彼の表現はサウンドトラックや実験的なサウンドスケープの創作に重きが置かれており、その端緒はデレク・ジャーマン『The Garden」における耳障りなコラージュや、Scannerとの共作『Travelcard』に顕著なビートの探究から聴き取ることができます。2018年にはKlara Lewisとの『Care』(2018年)、2020年には陶芸家/作家のEdmund de Waalとの『A Quiet Corner in Time』(2020年)といったコラボレーション作品を発表しています。今年の12月にはKlara lewis、Lucy Railton、Steve Nieveとともにデレク・ジャーマンの『BLUE』へのオマージュである二つのコンサート「BLUE」「DEEP BLUE」をパリで開催します。彼は毎日音楽を作り続けており、この成果は「Guerrilla Audio」と題されたウェブサイトにて二週間毎に発表されています。

https://www.allmusic.com/artist/simon-fisher-turner-mn0000755586
https://touch33.net/guerrillaaudio

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森崇|Takashi Mori
写真出展作家 / サウンド・キュレーション

ドラマー、サウンドエンジニア、音楽クリエーター。13歳よりドラムを始め様々なライブやレコーディングセッションを行うと同時に、リズムプログラミングにも興味を持ったのをきっかけに音楽制作の仕事をするようになる。90年代より滋賀県湖西地方の琵琶湖と比良山を望む自然豊かな環境のもと、音楽制作スタジオ「スタジオ・ボスコ」(ボスコミュージック)を開設。新たにスタートさせたハウスエンジニアとともにドラマー、音楽クリエーターとしてもその活動範囲をさらに広げ、国内でのメジャーアーティストのドラムサポートやTV・映画の制作でのエンジニアリング、海外アーティストとのコラボレーションも積極的に行う。近年、独自でカスタムしたドラムセットにループサンプラーやグルーブマシーンを取り込んだ、エレクトリックドラムシステム“ D r L P S “を使ったソロパフォーマンス“ druminism“ を展開。沢田穣治氏主催の”アンノウン・サイレンス”レーベルのプロダクトにおいても数多くのエンジニアリングを手がける。
http://www.takashi-mori.com/web/top.html

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